ケイカル版

今晩は薄井宣正です。
今日は破風板の補修工事でのケイカル版について
紹介いたします。

ケイカル版のケイカルとはケイ酸カルシウム(ケイカル)の略。
ケイカル版施工風景1

只今施工している現場の破風板がかなり劣化しており、
材木を交換しようと思いましたが、軒の取り合いの構造が
既存の軒板を破壊する恐れがあったので、ケイカル版を
重ね打ちしました。

ケイカル版施工風景2

ケイカル版は木材より腐りや傷みが少ないため、今の新築現場では
大半が使用しています。

ケイカル版施工風景3

腐りかけていた箇所が何箇所かあり、そのまま放置していたら
腐りはますます拡大していき、内部の腐食にもつながります。

ケイカル版施工風景4
ケイカル版施工風景5
ケイカル版施工風景6
ケイカル版施工風景7

塗装で仕上げれば、新築同様になります。

軒天が泣いている

五月雨(さみだれ)から五月晴れとなった今日
仕事日和の良い一日でございました。

さみだれ・・・・良い響きですよね。
どうして5月の雨と書いて さみだれ というのか・・・

どうして5月と書いて さつき と呼ぶのか・・・

意味は、どうでもよくて、この言葉の響きがなんともいえません。

さて今日は、軒天が泣いている と題しまして
軒のベニヤ交換工事での出来事を紹介いたします。

軒天施工風景1

軒天施工風景2

全面的に腐っていまして、全面交換となりました。

軒天施工風景3

腐るということは、生きているのでございます。
木も生きているのでございます。

軒天施工風景4

生物だけが生きているのではなく、鉄も、風も、絵画も、
海も、音楽も、鏡も、お金も、写真も、色も、石も、地球も
この世にあるそして、目に見えないものさえも厳密に言うと
生きているのでございます。

軒天施工風景5

そして人間だけが、意識というものを与えられ、生かすも殺すも

その人間の意識によってどうにでも変化できるということなのです。

軒天施工風景6

家も生きている・・・・

家が痛んでますよ きれいになりますよ リホームしましょう。

分かっているのです。分かっているけど簡単にできない
お宅もあるのでございます。

そして、やっと現実に工事ができるお客様と接するとき
家に愛情があるからこそ、遅かれ早かれ工事をしたのです。

手遅れになる前に早めの対処・・・・・

それも分かっているのです。でもできない事情もあるのです。

寡黙なご主人とお会いして、弊社を選んでくれたとき
寡黙であればあるほど心が動かされるのでございます。

お客様もどこの業者に頼むか選択するように
業者も同じ人間なのでございます。

心動かされるお客様もいるのでございます。

仕事をさせていただく前に 生きているのです。

生きているということは感情があるということなのです。

軒天施工風景7

仕事と私情を挟んではいけない・・・・・

いわゆる命にかかわる仕事、失敗の許されない生産業の仕事、
勝負の世界に携わる仕事となれば、そんな生易しいものでは
ありません。

しかし弊社の仕事は、失敗はあってはいけませんが、失敗の
許される、むしろクレームだらけの業種かもしれません。

それを さも 完璧にできる虚勢でウソの 優良会社に演出したいとは、
思っていないのでございます。

 

完璧な仕事をした・・・でもお客様は満足していない・・・・・
満足してもらうまでやり直しができる仕事なのです。

甘えではありません。
失敗は絶対許されない 結果だけがお客様の評価の仕事と
失敗は許される お客様が納得していただく確実な仕事の
違いと思っています。

軒天施工風景8

このブログもただの工事日誌で終わらせたくはございません。

それでは面白くないし、生きていないから飽きられてしまう・・・・

 

生きた文章で生きたブログを表現できれば、きっと共感していただく
方たちに伝わると信じているのです。

生きた文章表現は個性という感性なので 猿真似というパクリはできても
相手に伝える思いは真似できないのでございます。

軒天施工風景9

「軒天が泣いている」 それに愛情を注いだのは
愛家職人会社のナイガイセルフを選んでくれた
施主のお客様なのでございます。

軒天施工風景10

畳をフロアーに

地球温暖化は深刻化していきます。
春になり、夏が来るのはあっという間で、すぐにおせち料理が
やってきます。

今年は暖冬で、夏は灼熱の日々になるでしょう。
日本から脱出したいですね。

今年の夏は遮熱塗料を積極的にお客様に提案していきたいと
思います。

畳をフロアにリフォーム1

今日は断熱効果のある施工を行った現場で、畳から
フロアーにした工事が無事完了しました。

畳をフロアにリフォーム2

畳を撤去して床断熱材を敷き詰めました。
お客様の2階のこの部屋は夏になるととにかく暑くて
住めないと言っておりました。

畳をフロアにリフォーム3

ですから今回は床だけではなく壁・天井も断熱工事を行いました。

畳をフロアにリフォーム4

 

畳をフロアにリフォーム5

 

畳をフロアにリフォーム6

 

畳をフロアにリフォーム施工完了

断熱と遮熱は住みよい暮らしの省エネ対策に大きく貢献していきます。

あかひげ

巨匠黒澤明監督の作品「 赤ひげ 」。

私はまだ見たことがありませんが、三船敏郎演じる町医者
の物語というところまでは存じております。

映画センスがないのか、私には黒沢明の映画はピンときません。
昔の映画より今の邦画のほうが役者の演技に感動するのは
私だけでしょうか?

黒澤映画でむしろ心惹かれるのは、作品の題名でございます。

「七人の侍」 「荒野の用心棒」 「影武者」 「乱」 「まあだだよ」など
面白い題名が多ございます。

話がそれてしまいました。・・・・・今日は映画の話ではございません。

町病院の院内改修工事のお話でございました。

病院の院内改修工事1

仕事をさせていただく病院の院長先生とはかれこれ4年ぐらいの
お付き合いをさせていただいております。

最初は患者として通院していました。冗談の分かる先生でして
診断中はよく私にたいしてきついジョークを浴びせられたものでした。
でもそのジョークの中に優しさがあるのでございます。

病院の院内改修工事2

それからちょくちょく私に気を留めていただき、病院から自宅まで
リホームの仕事をさせていただいて下ります。

病院の院内改修工事3

今回は息子様が後を継がれるということで、既存のパーテーションを撤去。
院長先生との二つの診断室を設けて患者様の問診に円滑に進むよう
工事を賜りました。

病院の院内改修工事4

工事前はレイアウト・先生のイメージを再度再度打ち合わせをし、
平日は工事ができませんので、土曜の午後から昨日にかけての2日間で、
解体・大工工事を行いました。

2期工事の内装工事は、今月9日・10日で仕上げる予定でございます。

病院の院内改修工事5

前にもブログで書きましたが、将来顧問弁護士・顧問会計士・顧問ドクター
のパートナーと人生を育む事が私の願いでございます。

その夢も着実に実現しており、私の町の赤ひげ先生とこうしたお付き合いが
できることに私の理想のお客様像があるのです。

病院の院内改修工事6

1期工事も昨日無事終了しまして、今日様子を伺いに先生に
お会いしたら、大変満足していただき、息子様の先生からは

「薄井さん。ホームページ見させてもらいましたよ」と言っていただき、とても
うれしゅうございました。

院長先生に、

「院長先生。今回の工事、ブログに載せてもらってもいいですか」と尋ねたら

隣にいた看護婦さんが

「勿論良いわよ。アドレス教えてよ。是非見たいから」と言っていただき
先生も横で、縦に首を振ってくれました。

ありがたいことです。

病院の院内改修工事7

腐った木部直し木工事

モルタル外壁塗装工事破風・帯板木部関係の
塗装において塗装下地処理では補えないほど
木部の痛みが激しく腐っている箇所が多々ありましたので
大工工事として木部補修工事を急遽やることになりました。

鼻隠し・破風板部分の木部補修工事1

鼻隠し・破風板部分の木部補修工事2

鼻隠し・破風板部分などは既存のペンキが花が咲いたような剥がれをきたし
ていましたのでケレンをしましたが、それでも腐ってしまったところは
塗装だけでは綺麗に仕上がりません。一枚板を貼りつけました。

鼻隠し・破風板部分の木部補修工事3

鼻隠し・破風板部分の木部補修工事4

 

鼻隠し・破風板部分の木部補修工事5

 

鼻隠し・破風板部分の木部補修工事6

 

鼻隠し・破風板部分の木部補修工事7

 

鼻隠し・破風板部分の木部補修工事8

 

鼻隠し・破風板部分の木部補修工事9

塗装工事は傷んで傷んで腐って腐って腐りかけた時に行なっても
それでは手遅れなのでございます。
こちらのお客様は以前に塗り替えをされたそうですが、その腐った破風板部分に
業者がガムテープを張って処理をしたため、尚一層腐りを増長させた箇所もありました。

これはよくないのでお勧めしません。

鼻隠し・破風板部分の木部補修工事10

 

鼻隠し・破風板部分の木部補修工事11