4/25日~4/30日までアメリカ・ニューヨークに行ってまいりました。
経営者の勉強会を兼ねて塗装と外国の建設の見聞を広めるため視察に参りました。
今日は外壁工事の様子について紹介させていただきます。
ニューヨークは移民の町であり100年以上の建物が引き締めあって存在しております。
レンガ造りの建造物が多く、今だ市民たちの手でリペア工事を加え昔と今をうまく
調合させております。
観光とは違い、有名な観光地を観て回ったのではなく、自分の足で行きたいところに行き
視たい所を自分の意思で視れた事は今後の私の仕事において、素晴らしい体験を
させていただいたと感謝の気持ちで一杯でございます。
そんななかで今回目に付いたのが、足場ではなくゴンドラ・ブランコでの作業が数多く
見受けられました。上の写真のように日本では考えられない安全面の極めて薄いこの
木製のゴンドラで弊社なら先ず行わないことをこちらでは難なくやっておりました。
上の写真もホテルの大改修工事でのゴンドラ作業の様子でございます。
コスト削減が一番の要因と考えられますが、どうもそれだけではないようでございます。
人通りの多いこの街には作業的にこちらのほうが効率が良いのかもしれません。
集中しすぎて上ばかり眺めていたら車のクラクションをおもいっきり浴びせられました。
まーとにかくこの街は車の運転が荒いのに驚かされます。
いちいち鳴らすなってな感じでございます。
今度は仮設足場の様子でございます。やはりこれも日本の安全面には劣る感じでございます。
足場を軽視する方もおられますが、安全面におきましても作業性を円滑に進めるにおいても
この足場は大変重要でございます。足場の掛け方でしっかりした業者か判るのでございます。
下の写真は、先程も述べましたが、この街はとにかく通行人が大勢おります。
安全面を重視した上で歩行者の頭の上にステージを設置しております。これは資材搬入
にも都合がよく、合理的な国でございます。
中国のような竹の足場に比べれば雲泥の差でよろしいかとおもいますが、将来は
足場なしで作業できるシステムが開発されるでしょう。
下の写真は洗浄機による水洗いでございます。
セント・ヨハネ大聖堂の外壁改修工事をしておりました。1892年着工以来、未完成のまま
工事が今も行われております。内拝堂のステンドガラスが神秘な空間を演出しておりました。
今日本で何百年もつづく建物に暮らしている場所がどのくらいあるのでしょうか。
家に愛情を注ぐ家作りができるよう意識が向ければ素敵だとおもいます。