雪止めしたけどなごり雪

暖冬でございます。今日も穏やかな春めいた暖かさでした。

外壁塗装を終え、お客様から屋根に雪止め金具と屋根漆喰を
塗り替えて欲しいと依頼されました。

過去に駐車場のカーポートが雪の落下によって壊れてしまった
そうです。

屋根に雪止め金具と屋根漆喰を 塗り替え

しかし今年は雪という雪は降っていませんよね。2月の今頃も
雪が降る時があったことを記憶しています。

雪止め金具

今年は降らないでいても、いつ大雪になるか分かりません。
異常気象の現代、思ってもいない大雪が降る確立も高いと思います。

雪止め金具施工完了

やはり念には念の雪対策をお勧めいたします。

また、今施工している別の現場ではテラスを設置する工事を賜りましたが
お隣との境界線ぎりぎりのところで雪が隣の敷地の駐車場に落ちるという
お隣様のご指摘があり、取り付け工事を中止することになってしまいました。

お客様には気の毒ですが、やはり長い目で見たとき、近隣とのトラブルで
気まずい思いをするのも、私の本意ではありませんので、中止されて
正解だとお客様とともに納得しているしだいです。

リホームで大切なことは、お客様のご意向に沿うことが第一ですが、
近隣とのトラブルのない対策も必要だと思います。

瓦屋根棟漆喰工事1

 

瓦屋根棟漆喰工事2

 

瓦屋根棟漆喰工事3

瓦屋根棟漆喰部分が劣化したまま放置していますと大雨などで吹き上げた
雨水が浸透して屋根の内部が腐ったり、雨漏りの原因になります。

瓦屋根棟漆喰工事施工前
【施工前】

瓦屋根棟漆喰工事施工後
【施工後】

くどいようですが、異常気象ですねーーーー。

水洗いについて

今月外壁塗装施工させていただいた現場で、
水洗いの様子でございます。

水洗いは通常塗装する箇所を重点的に行いますが
そうでない、窓・網戸の汚れ、枯葉や土誇りでたまった
雨樋、門扉、タイル、カーポートなど塗装以外のところも
念入りにコケや汚れを落としていきます。

洗浄機での水洗いも場所場所によって水圧を変えていく
場合もございます。

また、あまりにも劣化のひどいところや屋根などは、水洗いをせず
デッキブラシ等による手動で作業を行うこともあります。

今回の現場の屋根はU瓦で割れや痛んでいるところはなく
近隣との密接になっている北面がコケなどがかなり目立ちました。

洗浄機による水洗いでご覧のとおり、きれいにコケが落ちました。
これも機械による成果であり、手動ではここまで落としきれないと
思います。

瓦屋根を高圧洗浄機で水洗い

瓦屋根高圧洗浄機で水洗い後

外壁吹付け工事

塗装工事には一般に刷毛塗り・ローラー塗り・土壁などのコテ塗り
そしてガン吹き等による吹付け工事に分かれます。

今回は吹付け工事について分かりやすく説明させていただきます。

スプレーガンで塗料を外壁に吹き付けている様子

コンプレッサーという機械を使用し圧をかけて壁面に付着させていきます。

圧の調整により模様や凹凸の強弱をつけていきます。

石目調ストーン材を吹付

下の写真は既存リシン壁に石目調のストーン材を使用しました。

工程としましては

  1. 下地処理・下塗シーラー
  2. サフェーサーという仕上げ色に近い塗料を吹き付けます
  3. 中塗り・上塗りを吹き付けます
  4. 保護材として最後にクリアー( 透明の塗料 ) を吹き付けて仕上げです

ストーン材仕上がり状態

ストーン材の特徴としましては、仕上がりの質感がとてもシックで
高級感と重量感があります。

新規モルタル工事でアーチ状にデザイン

今回の現場は、キッチンの室内改装工事を賜り、窓を出窓に
するなどして新しくモルタル工事をしたので、目立たなくするのにも
吹きつけ工事は最適です。

新規工事した部分も吹付塗装します。

 

吹付塗装施工前

 

吹付塗装施工後

吹きつけ工事で一番大切なのは、養生( 塗装がついてはいけない箇所を
ビニール等で塞ぐ ) です。

特に今日のように風が強風な時は中止するか完全養生が必要です。
近隣の方にも迷惑にならないよう最新の注意を払って工事に取り組んで
います。

吹付塗装施工前にはしっかり養生しておきます

吹付塗装施工後に養生を外して完成。

吹きつけ用の養生は窓など完全密封になるので夏場はお客様には
大変つらくご迷惑をおかけしますが、養生が完了すれば終わったも
同然。吹付け工事は速やかに進行していきます。

吹付塗装後の建物全体写真

お客様に我慢していただいた分、納得いただける吹付けでしか
味わえない仕上がりになり、大変満足していただきました。

※使用材料 : 山本窯業化工(株) セラキャストEX-708-A