今月はインド特集です。
今日はインドのペンキ屋さんを紹介いたします。
とあるホテルのカフェテラスでビールを飲みながら
ニラジ (旅の相方インド人)と人生を語っていました。
ほろ酔い気分になってしまったので、外の空気を
吸いたくなり庭先に足を踏み入れたら、若者が数人
刷毛を持って作業をしていました。
海外の建築施工現場を拝見できるのも絶好のチャンスと思い
職人の和の中に入っていきました。
「 アイム ペインター 」と私が自己紹介したら
「 ユー アー ライア (嘘つき)」と言われてしまいました。
インドの塗装業の社会的地位はかなり低いものがあります。
日本も塗装職人のイメージはあまりよくありません。
これから日本の職人の社会的地位もインドと同じことになる
確立は高いし、そうではなく技術者としてイメージアップ
していくのもこれからの日本建築職人の課題となるでしょう。
ぼろは着てても心は錦という時代はこれからはありえません。
常に格好いい態度振る舞い・マナーが必要になってくるのです。
安全性の低い綱を握り締めながら、作業をしているのは
熟年の職人ではなく、バイトのような兄ちゃんが塗装しているのです。
危険な作業をこうして笑顔で仕事をしているのです。
日本の若者はこの先こうした汚い仕事はしなくなり
建築職人の人手不足がそう遠くない将来やってきます。
インドの貧しい若者に今足りないものは教育だけですので
知識を身につけたら、優秀な労働者が現れると思います。
日本の青年よ、うかうかしていると居場所がなくなる
ざんすよ。明日はわが身ざんす。